陶芸作品(その14) 「炊飯土鍋」の件 [陶芸]
昨年(2016年)の7月頃から制作に取り掛かっていた、2重蓋の炊飯土鍋がようやく焼き上がりました。
耐火粘土作品は、作品数がある程度たまらないと焼成されないので、他のメンバーをそそのかして皆で耐火粘土作品を作ったのですが、皆さんそれぞれ良い出来です。
2合炊きをイメージして作成したのですが、3合位は炊けそうなサイズになってしまったのはご愛敬!逆にIHクッキングヒーターの電熱線ヒーターのサイズにジャストフィットして結果オーライ。( ̄∇ ̄*)b グッ!
いつも他のメンバーから「デザインがシンプルすぎる・・・」と言われるので、今回は思い切って鍋肌に「鎬(しのぎ)」を入れて装飾してみました。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
2重蓋の受けの部分の成形は思った以上に難しく、素焼きの段階で鍋と内蓋と外蓋のサイズが合っていないと、後で蓋だけ作り直したりするのはまず無理です。
残念だったのは、成形に時間をかけすぎて、取っ手を取り付けた際の粘土の乾燥に引っ張られたのか?使用には問題ないのですが、取っ手の取り付け部分の鍋側に小さなヒビが入ってしまったことです。
内蓋と外蓋は何の策も施さなかったのですが、実際に使ってみると、外蓋には「しゃもじ受け」を付けとけばよかったと思いました。
2重蓋の効果なのか?吹きこぼれもないし、このくらいのサイズの炊飯土鍋だと、おひつ代わりに食卓に持っていってもそれほど邪魔にならないし、内蓋の裏側は素焼き状なので湯気で汗をかくこともなく、ご飯が無駄に水っぽくなることもありません。
圧力鍋で玄米を炊いたり、電気炊飯器で白米を炊くより確実に美味しくいただけます。炊飯土鍋恐るべし!
【閑話休題】
いずれにせよ、普段あまり食べない7歳の娘が自ら「おかわり」するくらいですから、作った甲斐があったというものです。(-_- )シミジミ
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